この記事では私が海外就職をするまでの経緯と具体的な方法について紹介します。
私が実際に使った求人サイトも紹介しているので、新型コロナで留学ができなくなってしまった人や、なんとなく海外に住んでみたいと考えてる人、海外就職したいけど語学も専門的なスキルないという人はぜひ参考にしてみてください。
目次
海外就職を決意するまでの経緯
まずは私が海外就職を決意するまでの経緯について紹介します。
ちょっと自分語りのようになってしまうので時間のない方は飛ばしてくれても大丈夫です。笑
コロナで無職になる
海外就職することになった最大のきっかけは2020年から世界に影響を与えている新型コロナウイルスです。
全てはコロナによって導かれたと言っても過言では無いです。笑
2020年4月から英語圏に海外留学しようとしていた私は、コロナの影響で出国できなくなり計画が頓挫しました。
コロナ収束を待ちながらニートをしていたのですが、待てど暮らせど収まる気配すらありません。
むしろ、ベータ、ガンマ、デルタ、オミクロンetc…と次々に新型株が出現し、世界はさらなる混沌と化して行きました。
ニート期間が1年を超える
コロナで混沌とする世界の中で、株のデイトレードで小銭を稼いだり、祖父の畑を手伝って農業をしたり、中古品を転売したり、プログラミングを勉強してweb制作をしてみたりと食いつなぐために様々な事業に手を出しました。
しかしながら世の中甘くないもので、そんな簡単に結果は出ませんでした。。。
高額情報商材とかにも自己投資だと思って手を出してしまったので、収支としては完全に赤字でした。笑
そしてアルバイトもせず、資産運用以外での利益を出すことができずにニートとしてあっという間に1年が過ぎてしまいました。
資産運用は今でもしていて実績を公開しています。
やけくそで海外就職を決意
無職期間も1年が過ぎて流石に追い詰められていたある日、「もう留学は無理かも」という気持ちが心をよぎりました。
今思えば、先の見通しが悪すぎて流石に心が折れてしまったのだと思います。
そしてインターネットで求人を調べていやいやながら再就職しようとしていたのですが、ふと「海外で就職すればいいのでは?」という考えが頭に浮かびました。
グーグルで検索した結果、意外と多くの人が海外就職しており、現地採用などであればハードルもそんなに高くないと知り「先の見えないニートをするよりマシだ!どうしても海外で生活してみたい!」と半ばやけくそで海外就職することを決意しました。
海外就職前の私のスペック
当時の私のスペックはぶっちゃけ普通だったと思います。
- 25才男性
- 地方国公立大学(理系学部卒)
- 大企業での営業職経験2年(全国5位になったことがある)
- 一般的ビジネスレベルのコンピュータースキル
- ニート歴1年半
- 運転免許以外の資格なし
- 言語能力なし
改めて客観的に見てみると、採用する側が重視するポイントによって評価が分かれる人材だなと思います。
25才男性
第2新卒のラインを若干超えていましたが、ギリポテンシャル採用されるかもしれない、ぐらいの年齢でした。
地方国公立大学卒
地方国公立大学の理系学部を卒業していたので、学歴フィルターでマイナスに働くことはなかったと思います。
ただ全国的には無名の大学で、関関同立とかMARCHとかのほうが圧倒的に有名だったので、プラスに働くこともないレベルです。
営業経験2年
一応、大企業で激務と呼ばれる職種での営業経験が2年ありました。
実績としては、営業成績が1度全国5位になったことがあるといったもので、アピールポイントになったと思います。
実際に働いていた時は本当に激務過ぎて辛かったですが、実績として職務経歴書に書けたので頑張っていてよかったと思っています。
新卒の会社を2年で辞めていますが、それでも仕事を頑張っていたことと一般的なビジネスマナーがあることを証明できました!
一般ビジネスレベルのコンピュータースキル
Microsoft Office (Excel, Word, PowerPoint) 、OS(Windows, MacOS)、簡単なプログラミング、メールアプリなどの操作が問題なくできる状態でした。
ExcelVBAやvLooksなど高度な技術はなく、あくまで基本的なことができるといったレベルです。
それに加えて、無職期間中に身に着けたタッチタイピングがビジネス事務レベルだったので、そこら辺にいるのおじさんサラリーマンよりはコンピュータースキルがあるといった感じです。
ニート歴1年半
就活を始めた時にはニート歴1年半を迎えようとしていました。
2年で会社を辞めて、1年半ニートをしていた男。
振り返ってみるとなかなかヤベー奴ですね。。。笑
実際、就職エージェントと話をしていたときも、1年半の離職期間はかなりマイナスになると言われました。みなさんも無意味な離職期間はできるだけ短くしましょう!
運転免許以外の資格なし
運転免許以外は資格を持っていませんでした。
MR認定資格という民間資格を持っていましたが、製薬会社以外ではまったく必要ないので実質ゼロです。
こういった人のほうが多いと思いますが、資格よりも実務経験を要求される場合の方が多いのでなくても問題はないと思います。
ただ、経理や施工管理系などの手に職系の求人では資格を求められることもありますので、資格を持っているに越したことはないと思います。
言語能力なし
普通に考えて海外で働くのに外国語が話せないのは意味がわからないのですが、言語能力を伸ばすために留学をしようと考えていたのだから当然何も話せません。
英語は苦手な方だったので、一般的な日本人よりも下手だったと思います。
しかしながら、それでも大丈夫な求人があったおかげでなんとかなりました。
実際に使った求人サイト・エージェント一覧
ここからは私が就活で実際に使用したサイトやエントリーした職種などを具体的に紹介していきます。
求人サイト
まず実際に使った求人サイトはこちらです。
エージェント
また実際に使ったエージェントはこちらです。
RGF HR Agent 以外のエージェント経由での海外就職はハイレベル求人が多いので就職の難易度が格段に上がります。特にJACリクルートメントはハイクラス寄りなので当時の私レベルでは余裕で塩対応でした。笑
私はこれら全てに登録して片っ端から応募していったのでかなりの労力と時間を使うことになりました。。。
仕事選びは人生に大きく関わる部分ですので、たくさん求人をみてしっかり吟味することをおすすめします。
私のおすすめ
一応、私が実際に使ってみて、良い返事をもらいやすかったサイトとエージェントをまとめていますので、ローラー作戦が面倒な方や時間が取れないという方は、こちらから登録していくのもおすすめです。
- カモメアジア転職
- ABROADERS CAREER
- エン転職 ← 私はこのサイトから応募した企業に内定たのでおすすめしてます笑
- RGF HR Agent
どんな求人に応募したか?
多くの方が海外就職のイメージとして、商社やメガバンク、大手製造業など大企業のエリートサラリーマンが駐在員として赴任するケースを思い浮かべるかもしれません。
このイメージは間違ってはいないのですが、正しくもありません。
確かに海外駐在しようと思うと
現実には、海外就職できる職種は意外と多くあり、世界各国で幅広く募集があります。
ここでは、先程紹介したスペックだった私が実際にどのような求人に応募したかを紹介します。
業界、業種未経験可
元も子もありませんが、未経験可の求人に絞って応募していきました。
当時の私は、専門性も言語能力もなかったので未経験可の求人にしか応募できなかっただけなのですが。。。
逆に言えば、こういった求人があるということは誰にでも海外就職のチャンスがあるということです。
求人数も意外と多く存在していて、想像よりも幅広い業界、業種での募集があります。
- コールセンターのオペレーター
- 海外営業
- 工場の管理
- 飲食店店長
- 組み立てエンジニア
他にも「海外就職 未経験」「海外就職 語学不問」などでグーグル検索するといろんな求人がヒットします。
雇用形態は問わない
海外就職には大きく分けて2パターンあります。
駐在員として赴任するパターンと、現地採用として採用されるパターンです。
基本的に駐在員のほうが待遇面では恵まれていますが、その分就職の難易度が高くなるので、雇用形態は問わずに応募していました。
私は駐在員として採用されたので、結果としてはかなりラッキーだと思います。
基本的には語学不問、場合によっては英語力日常会話レベルの求人
語学力がゼロだったので、基本的には語学不問の求人に応募していました。
海外なのになぜ語学不問なのかという疑問を持つ方もいらっしゃるかと思いますが、説明すると長くなるのでまた別の機会に紹介しようと思います。
ただ日常会話レベルの英語力を掲示している求人を省くとかなり数が減ってしまうこともあり、日常英会話レベルの求人だったら無視して応募することにしていました。
TOEICやTOEFLのようなスコアを求められるものは流石に応募しませんでした。
なんとなく行ってみたい国(あわよくば英語圏)
とりあえず大枠でなんとなく行ってみたい国の求人に応募していました。
そしてあわよくば英語圏の国がいいと思い、第2言語で英語が浸透している国を中心に応募していきました。
- フィリピン
- マレーシア
- タイ
- ベトナム
- インド
- バングラデシュ
他にも色んな国に応募しましたが、忘れてしまいました。。。
意外と簡単に書類選考は突破できる
求人を決めたら履歴書や職務経歴書を送って書類選考が始まるわけですが、ここは意外と簡単に突破できます。
私の場合だと通過率は30〜50%ぐらいだったので、普通に就活をしたことがあるのであればそこまでハードルは高くないと思います。
面接でアピールしたポイント
書類を通過したら面接が始まるわけですが、どのように採用面接官にアピールすればいいかわからない方もかなり多いと思います。
なので一応それなりの倍率をくぐり抜けた私が独断と偏見に満ちたアピールしてよかったポイントを紹介しようと思います。
ここに関しては完全な私の主観なので、あくまで参考までにお願いします。
やる気、学ぶ姿勢があること
そもそも未経験者かつニートなので、せめてやる気や学ぶ姿勢があることぐらいはしっかりアピールしないと話にならないと思っていました。
なので、以前の仕事で継続学習して成果がでたことや、これからも努力する姿勢があることをとにかくアピールしていました。
心身ともに健康でタフなこと
慣れない土地で長期間生活をすることになるので、心も体も健康でタフだということをアピールしました。
加えて体調管理やメンタルのコントロールもきっちりできることも伝えました。
実際に赴任してからは、本当に重要な能力だということを改めて思い知らされています。
個人的には必ずアピールしたほうが良いと思います。
誠実であること
最後に誠実であることはアピールしてよかったです。
これも赴任してから初めて知ったのですが、海外(特に途上国)には不誠実な人材が多いです。
というより、日本と感覚が違いすぎて悪気がなくても不誠実に感じるようなケースが多々あります。
その中で日本の基準で誠実な対応が取れる人材を確保するために、信用できる日本人を採用しているのだなと学びました。
これは惜しみなくアピールしたほうが良いと思うし、働くことになった場合にも誠実な人間は信用され重宝されると思います。
40社応募して4社内定
そんな感じで就職活動を1ヶ月程行った結果、40社応募して4社から内定をもらいました。
現地採用パターンと海外駐在パターンの両方で内定を頂き、最終的には駐在員として働くことを選びました。
実際に内定が出てた国や職業も特別にお見せするので、よかったら参考にしてください。
- タイのコールセンター(現地採用)
- 製造業のインドの海外営業(現地採用)
- バングラデシュの生産工場(海外駐在)
- 中国や台湾での半導体設置エンジニア(海外駐在)
誰にでもチャンスはある
このように未経験からでも海外就職のチャンスはいくらでもあると思いますし、2020年に新型コロナで留学ができなかった私も今となっては駐在員として海外で働き様々な経験をすることができています。
もし、今の状況にくすぶっているのであれば思い切って海外就職にチャレンジしてみても良いのではないでしょうか?
海の向こうで待ってます!