投資で失敗したくない人におすすめ!安全なポートフォリオの組み方3選

ビジネス​データ​を​分析​および​調査する​オフィスワーカー

こんにちは、Tomoです!

株やFX、仮想通貨などの資産運用を始める人が最近増えてきていますが、最初はみんな初心者で何をしていいかわからなかったり不安だったりすると思います。

また私自身もそうだったように、多くの人が投資でたくさん儲けたいと思う一方で絶対に損をしたくないと思っているはずです。

そこで今回は投資で失敗したくない人におすすめの安全なポートフォリオの組み方を3つ紹介しようと思います。

これから紹介する3つは比較的安全で保守的な投資戦略になります。

正しく活用すればそれなりのリターンを得ることができるかつ、暴落時に致命的な損失が出るといったいわゆる”失敗”の可能性をかなり減らすことができます。

初心者はもちろん、上級者もよく使っている資産運用方法なので是非参考にしてください!

コアサテライト戦略

コアサテライト戦略の解説図

保有する資産をコア(中核)部分とサテライト(衛星)部分に分けて考えて運用する方法です。

コア部分は長期かつ安定的に運用し、サテライト部分はコア部分よりも高いリターンを求めて積極的に運用していきます。

コア部分とサテライト部分をバランスよく保有することで、資産全体としてのリスクやコストを抑えつつ、市場平均よりも大きいリターンの確保を目指す手法です。

私はこちらの手法をベースにして資産運用を行っています。

コア部分とサテライト部分の比率とおすすめの投資対象

コア部分とサテライト部分の比率や組み込む銘柄は、運用する人のリスク許容度に応じて変わってくると思います。

私のとしては、コア:サテライト = 7:3ぐらいで運用するのが丁度いいと考えており、実際にこれぐらいの比率で運用しています。

具体的に何に投資すればいいかわからない人は下記にリストを作りましたので参考にしてください。

コア部分におすすめの投資対象
  • インデックス型の投資信託・ETF
  • 大型の優良企業株(グーグル・アマゾン・トヨタ・信越化学工業など)
  • 先進国債権(日本・アメリカ・ドイツなど)
  • 先進国通貨(円・ドル・ユーロなど)

分散投資の考え方から投資信託やETFが特におすすめです。優良企業株を個別に組み込んでいいと思いますが、判断が難しいので最初はやらないほうが無難です。

サテライト部分におすすめの投資対象
  • 新興国関連の全般(株・債権・REIT・通貨など)
  • テーマ別の投資信託・ETF(バイオ・メタバース・EVなど)
  • グロース株
  • REIT
  • 仮想通貨
  • ゴールド
  • 原油

サテライト部分で大きくリターンを狙うのですが、熱くなりすぎてコア部分との比率が崩れないように気をつけましょう。

こちらの記事では、私の資産運用実績やポートフォリオも公開していますので、よかったら参考にしてみてください。

VTIやVTといったインデックスETFをコアにして、VYM、SPYDといった高配当ETF、BNDやAGGといった債権ETF、REITや日本個別株をサテライト部分で購入しています。

Tomo

有名ではないですがインカム投資ポータルというサイトでは数字で詳しく説明されているので銘柄選定をする時によく使っています。

コア・サテライト戦略のメリット・デメリット

メリットは比率の大きいコア部分をインデックスファンドやETFに投資するので、運用コストや値動きのリスクが低くなります。

またサテライト部分があることで、市場平均より大きくリターンが出せる可能性があることに加え、銘柄選定など投資的な面白さを楽しむことができます。

メリット
  • 比率の大きいコア部分をインデックス投資などで長期保有するので、ポートフォリオ全体の運用コストやリスクが低くなる。
  • サテライト部分で勝てば市場平均よりリターンが大きくなる。
  • 全体のバランスやサテライト部分の投資銘柄などを自分で設定するので退屈しない。

デメリットはメリットと表裏一体で、インデックス投資がメインなので市場平均より大きく勝ち越すことは無いです。

また、サテライト部分の運用成績次第では市場平均よりリターンが小さくなる可能性があります。

デメリット
  • インデックス投資がメインなので、市場平均より大きく勝ち越すことはできない。
  • サテライト部分で負けると市場平均よりリターンが小さくなる。
  • 売買を繰り返すうちにコア部分とサテライト部分のバランスが崩れる場合がある
Tomo

投資の世界では、メリットとデメリットは表裏一体になることが多いです。だからこそ自分にあった方法を見つけることが大切です。

コア・サテライト戦略の管理方法

管理方法は、コア部分とサテライト部分のリバランスを定期的に行えばよいです。

特にサテライト部分に関しては大きなリターンを目指して積極的な運用をするので比率の変動が激しくなります。

増えた分は売却してコア部分への追加資金にすると良いとおもいます。

逆に減ってしまった場合には補充しない、もしくは余剰資金で補充するのが良いと思いますが、慌ててコア部分を取り崩したり、コア部分の買付金額を少なくしてはいけません。

あくまでコア部分をインデックス投資などで長期運用するのが前提のポートフォリオです。

サテライト部分はオプションなので優先順位は低いです。

特に初心者は感情的になって失敗しやすいので、気をつけた方が良いポイントです。

コアサテライト戦略の解説図

すべての資金をインデックスファンドに投資する

INDEXという文字が書かれた積み木

細かいことは考えずに、すべての資金をインデックスファンドもしくはETFに投資する方法です。

すべての資金をインデックスファンドに投資
  • インデックスファンド:100%

インデックス投資100%のメリット・デメリット

運用が簡単であり、利回りの高さと運用コストの低さがメリットです

何も考えずにインデックスファンドやETFを買い続けるだけで、平均年利4~6%ほどを叩き出すことができます。

金融の世界では年利5%を出せたら素晴らしい投資だと言われているぐらいなので、これは非常に高い利回りだということが分かります。

またアクティブファンドの80%はインデックスファンドの運用成績を下回っているというデータもあります。

メリット
  • 運用が簡単 (買ったら放置で何も考えなくて良い)
  • 運用コストが低い
  • 年利4~6%という高い利回りが期待できる (米国株・全世界株)

デメリットとしては退屈な投資になるという点があります。

相場には完璧な投資は退屈なものだという名言があるぐらいで、優秀すぎる投資手法がゆえに退屈な投資になってしまいます。

また極端な値動きもあまりないので、基本的には短期間で大きく利益が出ることもありません。

デメリット
  • 簡単すぎて退屈な投資になる
  • 短期間で大きく利益が出ることはない

おすすめの投資対象銘柄

おすすめの投資対象銘柄はこちらになります。

どの銘柄もインデックス投資の最適解に近いものですので、この中からどれを選ぶのかはあとは好みの問題になってきます。

全世界に投資するのであればVT、米国全体に投資するのであればVTI、S&P500に投資するのであればVOOに投資すればOKです。

為替の変換などが煩わしいという方はこれらに連動する投資信託を変えばOKです。

ETF
  • VTI:: Vanguard Total Stock Market Index Fund ETF
  • VOO: Vanguard 500 Index Fund ETF
  • VT: Vanguard Total World Stock Index Fund ETF
投資信託
  • SBI・V・S&P500インデックスファンド
  • SBI・V・全米株式インデックスファンド(VTI)
  • SBI・V・全世界株式インデックスファンド(VT)
Tomo

投資信託のSBI・Vシリーズは名前が紛らわしいので間違えて買わないように注意しましょう!

すべての資金をインデックス投資する場合の注意点

すべての資金をインデックス投資する場合には、ドルコスト平均法を使って継続的に積み立てることが重要になります。

なので無理なく継続できる金額を設定して投資していきましょう!

他には証券会社ごと取り扱っている銘柄や買付手数料が違ったりするのですが、SBI証券であれば取扱銘柄は業界No.1ですし、先程おすすめしたETFの買付手数料もすべて無料です。

外国株の売買にはそれぞれ0.5%ずつ、合わせて1%の手数料がかかるので、100万円売買すると1万円の手数料になります。

しかしSBI証券であればそれらが無料で取引できます!

金額が大きくなれば馬鹿にできない金額になるので、手数料無料の証券口座で取引することをおすすめします。

カウチポテトポートフォリオ

この中でもっとも保守的なポートフォリオです。

カウチポテトとは、「ソファ(カウチ)に寝転んでポテトを食べながらだらだら過ごす人」という意味があります。簡単に言えば、怠け者のことですね。

そんな怠け者が適当に運用しても成果が得られるようにと考えられたのがカウチポテトポートフォリオで、提唱者は米国のコラムニストであるスコット・バーンズという人です。

具体的な手法は、資産の50%を株式(投資信託・ETF)で保有して、残りの50%を債権・現金で保有するというものです。

カウチポテトポートフォリオ
  • 株式(投資信託・ETF):50%
  • 債権・現金:50%

カウチポテトポートフォリオのメリット・デメリット

メリットとしては、運用方法がシンプルで管理に手間がかからないところと、資産の半分を安全資産の債権・現金で保有するので安全性が高いというところです。

メリット
  • 運用方法がシンプルで管理に手間がかからない
  • 安全性が高い

デメリットとしては、シンプルすぎて面白みが無いというところと、資産の半分を安全資産である債権や現金で保有するのでトータルの利回りは高くありません。

デメリット
  • 運用方法がシンプルすぎて面白みが無い
  • トータルの利回りは高くない
Tomo

安全資産は債権と現金のどちらでも良いですが、日本は超低金利なので債権で保有したほうが利回りは良くなります。

カウチポテトポートフォリオの管理方法

ポートフォリオの管理については、年に1~2回程度のリバランスをすればOKです。

リバランスというのはポートフォリオの比率を整える作業のことで、株式を50%、債権・現金を50%になるように定期的にリバランスをしてください。

リバランスのやり方
  • 株価が上がって株式の比率が50%以上になっていたら、株を売って債権を買う。
  • 株価が下がって債権の比率が50%以上になっていたら、債権を売って株を買う。

最初の銘柄選定と買付金額の設定が終われば、後はこの年1~2回のリバランスをするだけでポートフォリオの管理は終了です。

まさにカウチポテトですね!

特におすすめなのはコア・サテライト戦略

どの運用方法も安全性が高く失敗しにくいポートフォリをが組める手法ですが、個人的にはコア・サテライト戦略が一番おすすめの資産運用方法だと思います。

一番安全性が高いのはカウチポテトポートフォリオですが、リスクとリターンのバランスが良いのはコア・サテライト戦略だと思います。

実際にこの戦略に切り替えてから、運用成績が安定してきている実感もあります。

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まめだぬき配当大好き
95年生まれ/2016年に投資スタート/普通のサラリーマンが投資×ミニマリストを実践、26才で資産1000万を突破/投資スタイルは現物長期/主な投資先はインデックスETF、日米連続増配株、優待株、債券/2023年9月現在、総資産1320万、年間配当31万(税後)、月31万積立/ 資産形成や投資に関すること、ミニマリスト生活、日々のことを発信しています。