たまたま祝日が重なって4連休になったので、バングラデシュの首都ダッカを1泊2日で観光してきました!
バングラデシュはインドとミャンマーの間に位置しており、国土は小さいですが多くの労働人口と豊富な水、肥沃な大地を有しており経済成長が著しい国です。
首都ダッカはバングラデシュで最も人口密度高い場所で、どこにいっても人で溢れかえっているカオスな都市で、私も観光地を巡ったり、ボッタクられたり、逆ナンパされたりとカオスな2日間を過ごせました!
普通の海外旅行に飽きてしまった方は、ぜひこの混沌の国に挑戦してみてはいかがでしょうか?
なんとなく旅行するだけでもバックパッカー気分になれること間違いなし!
あまりの衝撃でインドに行かなくても人生変わっちゃうかも??笑
おすすめの観光地、道中の交通費、エピソードなども紹介していますのでぜひ参考してください。
目次
バスに乗って首都ダッカへ
私はバングラデシュの地方都市に住んでいるので、バスに乗ってダッカまで向かいました。
バングラで長距離移動をするとなると公共交通機関の選択肢はバス・電車・飛行機の3択になるのですが、今回は利用が簡単で安価なバスを利用しました。
乗ったバスはAsia Airconという会社のバスでエアコン付きの少し高めのバスですが、それでも料金は250タカというレベルなので、物価の安さに驚かされます。
ちょうどラマダンと呼ばれる断食の期間が近づいていたので、交通の往来が少なくスムーズに移動できました!
イードと呼ばれる連休の前後になると、帰省ラッシュと重なるのでバスや自動車だと渋滞に巻き込まれます。そういう場合は電車を使った方が短時間で移動できます。
チケットカウンターでチケットをあらかじめ買わなくても、バスに乗ってから料金を支払えば大丈夫です。
今回は乗り込んだ後、正規料金250タカのところを乗務員に300タカを要求されてひと悶着起きたのですが、バングラあるあるなのでご愛嬌です。
値段を知らないと思われると、高確率でボッタクられるので事前に料金を調べておくことをおすすめします。
- MIAMI Aircon → 最近の会社なので一番キレイでサービスが良いです。
- Asia Aircon
- Royal Coach
料金はどこの会社も一律で同じで、現在はダッカ〜他の都市で250タカです(約300円)。たまに原油高やストライキの影響で300〜350タカに値上がりすることもあります。Non Airconバスは150タカ〜200タカ程度です。
古都オールドダッカを散策【おすすめの観光地】
バスで2時間ほど揺られて、Tikatuli(ティカトゥリ)というバス停で降りたらオールドダッカに到着です!
何十年前のダッカの主要エリアだったようですが、今では電気屋、生地屋、パーツショップ、宝石店などが立ち並ぶビジネス街となっています。
東京の秋葉原や大阪の日本橋といった感じですね。
ハジ・ビリヤニ:Haji Biriyani
お腹が空いたのでひとまず腹ごしらえしようと思い、会社の通訳に聞いていたオールドダッカの有名店「Haji Biriyani」に向かいました。
上の写真のような街並みを歩いているとお目当ての店があり、お昼時が終わっているにも関わらず大繁盛していました。
相席で座って注文しようかなと思っていると、うちはこれで勝負していますと言わんばかりにビリヤニが一皿運ばれてきました。
現地人を見習って右手を使っていただきました。
感想としては、バングラ料理特有の油っぽさがあまりなく米の粒がしっかりしており、もう1皿おかわりをしてしまいました!
料金は1皿200タカで安くも高くもないといったぐらいの値段です。
ヨーグルトとお酢を混ぜたような飲み物も一緒に注文できたので飲んだのですが、こちらはかなり癖のある味で慣れていないときついかもしれません。
バングラ人は結構好きで、飲むといっぱいご飯を食べられて健康になれると言っていました。
ちなみにこの店はバングラでは有名すぎて、Wikipediaに掲載されていたのでリンクを載せておきます。Haji Biriyani
ニュー・マーケット:New Market
お腹がいっぱいになったので、オールドダッカ周辺の観光をスタート!
CNGという乗り物を使って、何でも売っていると噂のニューマーケットに行ってみました!
Haji Briyani 結構距離があったので200タカほどかかりましたが相場ぐらいだったと思います。
ニューマーケットでは何でも揃うというだけあって、飲食店、本屋、ジュエリーショップ、電気屋、服屋、生地屋、印刷屋などありとあらゆる店がごちゃごちゃと入り乱れ、The途上国といったような様相でした。
私はここでTシャツを購入したのですが、1着350タカでした。交渉次第ではおそらくもっと安くなると思います。
あと、途中の道でバザールもやっていたので、そこも見学。
激安の時計やシャツ、店員に聞いてもわからない謎のチアシードドリンクなどが売られていました。。。
さすがバングラデシュ、なかなかのカオスですね笑
屋台の食べ物で火が通っているものはある程度大丈夫ですが、ジュースや生のものは確実にお腹をこわすので口にしないようにしましょう。生のものでもカットフルーツなんかは大丈夫だと思います。
ショドル・ガット:Sadar Ghat
ニューマーケットからは、またまたCNGに乗ってショドル・ガッドの船着き場に観光に行きました。
ブリガンガ川という川に面しており、ここからクルナやバルサリといった都市への定期便が発着しています。
これらの定期便はロケットスチーマーと呼ばれ料金は300~500タカ程度です。
また、物資や人を運搬する小舟が集まっており大勢の人で賑わっています。
チケットカウンターで10タカのチケットを購入して、船着き場に入場するといろんな地方への定期便が泊まっており、船への客引きと待機中の乗客でごった返していました。
スリなどの軽犯罪が多い場所なので、スマホ、財布、バッグなどの扱いに気をつけましょう。
アッシャン・モンジール:Ahsan Manzil
最後はピンクの宮殿アッシャン・モンジールを見に行ったのですが、あいにく臨時休業だったようで中には入れませんでした。。。
別名ピンクパレスと呼ばれており、「ナワブ家」という昔のお偉いさん一族の家として建てられたようです。
特権階級の権力が凄まじいのは今も昔も変わらないな、さすがバングラと思いながら1日目の観光は終了しました。
入場料は75タカらしいです。
4つ星ホテル:Jatra Hotel Grand Royalに泊まる
宿泊はダッカ大学の近くにある4つ星ホテルが安くなっていたのでそこを利用しました。
料金とクオリティ
普段は6000タカ(約8000円)ぐらいのホテルらしいのですが、ラマダンの関係で3400タカと半額になっていたので利用しました。Jatra Hotel Grand Royal
この値段で4つ星なのか?と疑問に感じるかもしれませんが、平均月収10000~20000円程度の国なので、これでもかなり背伸びした値段になります。
壁に傷がついていたりはしましたが、室内はきれいに掃除されており清潔に保たれていました。
シーツに若干汚れがあったのが気になりましたが、ベッドやクッションも柔らかくてなかなかいいホテルでした。
ホテル内レストランでの朝食バイキングがついていたのですが、豪華というわけではないので過度な期待はしないほうが良いレベルでした。
Wifi使わなかったのでよく覚えていませんが、なかったと思います
ちなみにバングラデシュで最高ランクのホテルに泊まる場合は、10000~15000タカ(約13000~20000円)ぐらいで泊まれます。
レストランで逆ナンパをされる
余談ですが、晩御飯を食べるためにホテルの横にあった高級そうなレストランに入ったのですが、そこで人生初の逆ナンパをされました!笑
料理が出てくるのに時間がかかっていたのでスマホをつついたら、店員さんがやってきてノートの切れ端のようなものを私に渡してきました。
渡された紙を見てみると電話番号と名前が書いていたのですが、訳が分からず困惑していると「あちらのお客様からです」といって近くの席を指差さしました。
見ると4人グループの女性が座っておりそのうちの1人が笑顔でこちらに手を振っていました。
そこで初めて逆ナンパだ!と気づくことになりました笑
いきなりの出来事だったので、女性と話したことがないんじゃないかと思われるレベルで狼狽えてしまいました。。。
その後、ステーキの味もわからないままにその女性に電話をかけてみるのですが、その話はまた別の機会にでもしようと思います。
バングラデシュ国立動物園(ダッカ・チリヤカニ)【おすすめの観光地】
2日目は、オールドダッカから少し離れたミルプールにあるバングラデシュ国立動物園に行きました。
バスが25タカで出ているらしいのですが、乗る場所がよくわからない上に時間がかかるとのことだったので、CNGでレッツゴー。
オールドダッカ~ミルプールで350タカでした。
バングラデシュ国立動物園に到着したら、チケットカウンターでチケットを買って入場です!
休日などはたくさんの人で混んでいるので、スリや置き引きなどの軽犯罪に気をつけながら観光開始です!
入場チケットは1枚50タカでしたが、私は見事にボッタクられてしまいました。笑
私は500タカを渡したらチケットが5枚渡されて見事にボッタクられました。そもそもチケットも1枚50タカなのに。。。
チケット購入時にお釣りが出ないように50タカをピッタリ渡しましょう。大きいお金を渡すと、お釣りが帰ってこない場合があります。
広大な敷地と自然の中にいろんな動物がいる
敷地はかなり広く、様々な動物が見ることができました。
なかでも有名なのはやっぱりベンガルトラ!
バングラデシュも位置しているベンガル地方に生息するトラで、ベンガルトラと言えばバングラデシュ、バングラデシュといえばベンガルドラぐらいの勢いはあると思います。笑
実際に動物園の目玉としてPRされており、認識に相違はないんじゃないかと思います。
他にもキリン、象、ライオン、シマウマなどの有名どころはもちろんですが、ワニ、ハイエナ、ラクダなどの珍しい動物もいます。
熱帯特有のような鳥もいくらかいたのですが、名前などはよくわかりませんでした。笑
とにかく広大な敷地の中に豪快に展示されている動物たちからは野生を感じさせられて、日本の整備された動物園とはまた違った良さがありましたね。
全体マップの掲示板があったので、見つけたら写真を撮っておくことをおすすめします。
私はトイレを探すときと外に出る時に迷ってしまい大変でした。。。
ちなみにトイレは有料で1回10タカです。
ホルマリン漬けと剥製の博物館
中をウロウロしていると、なにやら入場口のようなところを発見。
話を聞いてみると中には博物館があるとのことで、入場料10タカを支払って見学してみました。
ゲートを入ってすぐのところにクジラの骨格標本が横たわっており、めちゃくちゃワイルド。笑
博物館に入ると、小動物のホルマリン漬けと大型動物の剥製が大量に並べられており異様な光景でした。
ホルマリン漬けの瓶がホコリをかぶっていたり、剥製の一部が傷んでいることなどが相まって、博物館というより恐怖の館でした。。。
個人的には日本では絶対に見れない珍しい光景が見れてめちゃくちゃテンションが上ったのですが、グロテスクに弱い人は辞めておいたほうが良いと思います。笑
現地人は小さい子供もたくさんいて楽しそうにしていたので、日本との感覚の違いを改めて感じる一件でしたね。
イルカとウミガメのホルマリン漬けには流石に引いてしまいました。。。
淡水魚の水族館
博物館には小さい水族館も隣接しており、博物館の入場料を払っていれば見れました。
淡水魚中心に展示されており、大型の魚はいませんでしたが木枠の水槽がイケてるなと思いました。
博物館ほどテンションは上がりませんでしたが、見て損はないんじゃないかと思います。
国立植物園(ジャティヨ・ウッビド・ウッダン)が隣接
動物園の隣には、国立植物園が併設されていましたが看板とか表札がまったくないので、正直なところただの森にしか見えませんでした。
自然は溢れているので、暇だったらついでに行ってみても良いと思います。
まだまだ見どころはいっぱい!
1泊2日のダッカの旅は混沌としており刺激強めで楽しかったです!
色々見たつもりでしたが、バングラデシュは奥が深くてまだまだ見どころはたくさんあるなと感じました。
王道の海外旅行に飽きてしまった人や、刺激強めクセ強めの旅をしたい人にはもってこいだと思います!
私は、また休みが取れれば新しい魅力を開拓しに出かけたいと思います。
Non Airconバスは客層が悪いため、富裕層のバングラ人は避ける傾向があります。外国人はトラブルに巻き込まれないためにも必ずAirconバスに乗りましょう。